夏は何も言わずに去っていく。

海が吹く風が冷たくなって、だんだん夜が長くなって、鈴虫の声が聞こえるようになって。
売れ残った半袖のシャツに値下げシールが貼られて、コンビニのおでんと肉まんが食べたくなって、さつまいものお菓子が増えて。
扇風機にカバーをかけて部屋の隅において、部屋の収納の引き出し
の奥から長袖のシャツを引っ張り出して、そのシャツが入ってたスペースに半袖シャツを押しこんで。

いつのまにか身の周りが秋に染まっていました。
秋はどんな景色が見えるだろう、撮れるだろう。
夏がどこかに行ってしまった寂しさと、秋がはじまる期待のふたつで胸をいっぱいにしている今日この頃です。

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